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コラム:
DeskPower (Pliche) あざらしの場合・・・・
よく言われている「DeskPowerシリーズの欠陥」とは違う問題かもしれませんが、あざらしが99年の夏に新品で購入した DeskPower Pliche 40X にもやはり問題がありましたので、参考の為に情報公開いたします。
DeskPower Pliche 購入
99年の夏、あざらしの所属するバンド MAGAMOS のレコーディングにデジタルミキシングを導入するため、持ち運べてかつPCIスロットのついたパソコンが必要になりました。 秋葉原に行って色々な機種を検討し、FM-V DeskPower Pliche 40X が今回のニーズに合致しており、大手コンピュータ店で購入してそのまま持ち帰りました。
いきなりアプリケーションエラーとブルースクリーン
まず、プリインストールしてあるWindows98上に、普段使っているいつくかの小さなアプリケーションをインストールしました。
数時間使うと、あるアプリケーションが
「このプログラムは不正な処理を行ったので・・・」
のエラーで止まってしまいました。まぁ、マイクロソフトWindowsを使っている限りはめずらしい事ではありませんので、気を取り直して環境構築の作業を続けました。
その後、断続的に3日間くらい環境構築の作業を続けたのですが、その間に同じ様なアプリケーションエラーやブルースクリーンのシステムダウンが数回起こり、さすがにこれはヘンだと感じてきました。
大量にプリインストールしてあるソフトが悪いのかな?
自分でインストールしたソフトはどれも他のパソコンでは安定して動作しているものばかりですので、恐らくは、ゴテゴテと大量にプリインストールしてあるアプリケーションやドライバソフトウェアの中にバグがあり、それが影響してシステムをおかしくしているのだろうと思いました。 そこで、面倒くさかったのですが一旦ハードディスクをまっさらにフォーマットし、別途単体で購入してあったWindows98-Second Editionをクリーンインストールする事にしました。
しかしクリーンなWindowsでもまったく状況は同じ・・・ やはり数時間に1回くらいの割合でエラーが起きてしまいます。 このままじゃ使いモノになりませんので、様々な方法で再現性を得ようと実験していると、再現率は低いのですが、大きなテキストファイルなどをハードディスクディスクから読み込んだ場合に、テキストファイル内のある1文字だけが別の文字に化けてしまうという現象が何度か起こりました。
このデータ化けが、たまたまプログラムコードの中で起きた場合には、前途のようなアプリケーションエラーとして現れる事が予測できます。
原因はハードウェアなの?
その後、Winows NT 4.0 もインストールしてみましたが、その上でも状況は同じ・・・という事は・・・ソフトウェアの問題ではなくてハードウェアの問題なのでは・・・・?と感じ始めます。
初期不良品ならば交換してもらおうと、数日間に渡り何度か富士通のサポートに電話をかけましたが、すべて話し中でつながりませんでした。
仕方がなく自分で筐体を開け、その後の数日の間、仕事の合間を見てはIDEハードディスクを別のものに交換してテストしたり、CPUを別のものに交換したり、あるいは何組もあるケーブルを一つずつ交換してみたりしまたが、まったく状況は変わりませんでした。 エラーを再現できる手順がいまいちはっきりしないので、1個部品を交換してはエラーが出るまで数時間テスト・・・また戻して別の部分を交換してはテスト・・・と繰り返しますので、やたらに時間ばかりかかってしまいます。 この間も富士通の電話は相変わらず話し中です。
そして・・・メーカー製パソコンなので、まさかとは思いましたが、試しに内蔵されている64MBのDIM(NEC製)を抜き、別のパソコンで使っていたDIMを差してみると・・・その後は何時間使っても、例のエラーはまったく出なくなりました。
再度、元のDIMに戻していくつかのメモリーチェックツールを走らせると、ある特定のアドレスに書き込んだデータが化けて読み出される事を発見しました。 エラーの原因は「内蔵されていたメモリーの不良」だったんです。
まさか日本最大規模のコンピュータ会社の製品でこんな事が起こるとは想像していませんでした。 自分でパーツを買い集めて組み立てたパソコンであればこういう事も良くあります。 しかし、 よくある事だからこそ、富士通製パソコンであればメモリーの動作チェックくらいは行った上で出荷してくれているものだとばかり思っていました。
そもそも買ってすぐにでも音楽活動の方で利用を開始したかったために、わざわざ割高なメーカー製パソコンを選んで購入してきたのです。 また、いつもは 「パソコンに使われてばかり!」 のあざらしですので、たまには普通のパソコンを買って、 「パソコンを使ってやるんだ!」 という気持ちもありましたので、このメモリーエラーのショックは精神的に大きかったです。
結局、富士通のサポート電話には一度もつながらなかった・・・
とにかくメモリーを交換してもらわなければ・・・と富士通に電話をし続けますが、毎日毎日お話中ばかりで一向につながりません。
仕方が無いので、近所のパソコン屋さんで128MのDIMを2個買い求め、それらを使用する事にしました。 その状態で半年ほど使い続けしましたが、その後はあの問題は起きませんでした。 Plicheに内蔵されていたDIMは押入の奥の方に入れられ、この事はすっかり頭から消えていました。
2000年の4月に入ってから、余ったパーツを集めて1台パソコンを組みました。押入の部品入れをあさっていると、例のPlicheのDIMが出てきましたので、試しに組んだパソコンに差してみました。 すると見事にPliche購入時と同じようにデータが化けてしまいます。 再び当時の怒りがよみがえり富士通に電話しますが、昨年と同様、話し中ばかりです。 メールで受け付けてもらえないものかとFMWORLD内を捜しましたが「修理や欠陥等のお問い合わせは電話でのみ受付・・・」だそうです。
こんなんじゃぁ初心者では使えません!
DeskPower Pliche シリーズは、本来は初心者クラスの女性をターゲットにした製品です。 たまたま間違ってパソコンキチガイのオヂサンの手に渡ったこのPlicheは、幸運な事に主要な臓器を交換され、オーディオプロセッシングマシンとして前線で活躍していますが、もし本当の初心者ユーザーに買われてしまっていたとしたら、一日に何回もシステムダウンするし、ワープロなどで作成した文書は文字化けしていくし、富士通の電話サポートにはつながらないし・・・で、もうお手上げ状態になってしまうでしょう。
富士通は良い製品を出しますが、数年前のDeskPowerシリーズ問題やこのPlicheの問題、そして電話サポートがまったく機能していないなど、その企業体質には疑問を感じずにはいられません。 近年では安くなってきたとは言え、それでも数万円、数十万円する商品を販売しているのですから、もう少し自覚を持って頂きたい。
(あざらしは通常、IBMのThinkPadシリーズ以外のメーカー製パソコンを買う事はまずありませんので、他のメーカー製パソコンの事情はよくわかりませんが、何度か買い換えたThinkPadシリーズには、このような低レベルの欠陥商品は一台もありませんでした)

Celeron 533MHz / memory 256MB / hard disk 34GB
7200rpm / 電源ファン交換 + 冷却ファン3個増設 /
背面に冷却孔を増やす・・・
と、すっかり保証対象外になってしまった あざらしのPliche
40X
Logic Audio + Sound Forge で、バンド MAGAMOS
のレコーディング/ミキシングマシンとして現在活躍中
Pliche 40X
上だけでミキシング処理を行い、最初に完成した曲
陽の花
作曲作詞:菊池直樹
編曲演奏:MAGAMOS
Copyright(c)1999 MAGAMOS and N.Kikuchi

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